ノッツログ。有限会社ノッツの業務日誌のはず。


自宅からVPN経由でIPv6の会社のMacを起こしてHDDをマウントするまで-1

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やりたいこと:
会社のMacのファイル共有のHDDを自宅のMacにマウントしたい。
その際に会社のMacが寝ている時は起こしたい。

そのためにやったこと:
① IPv6のほうが快適らしいので、IPv4からIPv6に。
② IPv6にしたらそれまでのVPN「L2TP」が使えなくなったので「OpenVPN」に。
③ 会社のスリープしているMacを起こす設定。
④ 会社のMacのファイル共有のHDDを自宅のMacにマウント。

使用した設備など:
・インターネット回線:フレッツ光 マンション・ギガラインタイプ、ルーターは支給されたPR-400NE、プロバイダはOCN
・VPN Serverとして:Synology NAS DS918+
・Mac(ファイル共有):Mac mini 2023 / macOS Sequoia 15.3.1

これらを設定したのは1年前。
現在も安定して使えてるので、細かいことを忘れる前にメモしておこうと思う。

①IPv4からIPv6に

1年前のことで既に記憶が薄れてきている。
問題が起こると断片的に調べては対処し、結果オーライならOKなので全体を理解しておらず、身につかない。
記憶を辿りながら、調べ直しながら書くことにする。

それまでもVPN「L2TP over IPSec」を利用していたが、このビルに引っ越したときに契約したインターネット回線ではVPNが設定できなくなった。どうやら「L2TP over IPSec」で使うポート番号が、IPv6では割当が無いのが原因らしい。
仕方ないのでIPv6プラスを止めて、IPv4 PPPoE方式にして、PR-400NEルータの設定からVPNを使っていた。

そんななか「二重ルータにすればよい」という情報を見つける。IPoE用とPPPoE用を2台用意してv6とv4を切り分けるというものだ。よしよしと「YAMAHA RTX830」を購入する。
ところがだ、この設定がさっぱり分からなくて撃沈した。すぐさま「買ったばかりです」とメルカリに出してしまった。

次に見つけた情報は「OpenVPN」なら使うポート番号が変更できる。というもの。
そういえばPR-400NEルータでVPNをする前は、SynologyのNASでVPN Severを使っていた。この中に「OpenVPN」があるではないか!

配信済事業者ソフトウェア にログインし、IPv4からIPv6に再度戻した。

②IPv6でVPN「OpenVPN」を使う


配信済事業者ソフトウエア>TOPページ>利用可能ポート から番号を選び、Synology NAS>VPN Sever>VPN Serverの設定>OpenVPN>ポート:に番号入れる>OpenVPNサーバーを有効にする。

その後も、NAS>コントロールパネル>外部アクセス>ルーターの設定>ルーターポート に「利用可能ポート」から選んだIPv6のポート番号を手入力し。


配信済事業者ソフトウエア>静的IPマスカレード設定 にポート番号を登録し。

いろいろ大変だったけどなんとか、IPv6でVPNが使えるようになった。
そういえば自宅はソフトバンク光IPv6で、自宅にもSynology NASがあるのだが、NASのルーターポートは勝手にIPv6のポート番号が割り振られていた。もしかしたらこんな苦労をしなくても、NAS再起動で自己修復?してくれたのだろうか。

あとは自宅のMacに「OpenVPN Connect」アプリをダウンロードして入れる。
Macの システム設定>VPN にはOpenVPNは無いので。
ちなみに「OpenVPN Connect」アプリは iPhone、iPad用もあるので、外出先からケータイ電波でもVPNができる。

参考リンク:

フレッツサービスで IPv4 と IPv6 どちらで接続しているか知りたい
[IPv6アドレス対応について | So-net]

「OpenVPN Connect」をダウンロード
[OpenVPN Connect – VPN For Your Operating System | OpenVPN]

OpenVPN 接続方法(あくまで参考に)
[セカイVPN]macOSのOpenVPN Connect接続方法


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